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なにが日本初?

・アドベンチャーコーチと名乗ったこと。
・アドベンチャーコーチングのスタイルを確立しホームページを作成したこと。

海外ではたくさんいる

 アドベンチャーコーチは、海外では多く存在しています。ネットで検索すると、見尽くせないほど何件ものサイトが存在しています。その多くは登山、スキー、ヨット、アドベンチャーレースなど、冒険的要素を伴うスポーツに実績がある人。後進の育成から発展してコーチングやアドベンチャーエデュケーションを学び、やがてビジネスマンや企業を対象にフィールドを広げていっています。しかしながら日本では、アウトドアスポーツとコーチングが結びつくことはまだポピュラーではなく、グーグルで検索しても、1件も出ないという状態が続いています。グーグルで出ないからといって本当に日本初かどうかはわかりませんが、そのことは後段「本当の目的」でお話ししましょう。

学びを広く活かしたい

 野外での冒険的活動は、人間の成長に大きな効果があります。大自然の中で全力を出して生きようとすることで、人は命の尊さに気づき、狭い常識や慣習から自由になって、大きな視野で世界を見ることができるようになります。その実践者たるアウトドアスポーツマン達の学びを、もっと広く活かすことができないかというのが、ここでホームページを立ち上げた理由です。

長い道のり

 私はここに至るまで、ボーイスカウトの指導者訓練、キャンプ協会のディレクター資格、日本体育協会の上級指導員資格と、20年以上をかけて、指導について学んできました。そしてここ数年の間に、プロジェクトアドベンチャー、コーアクティブ・コーチング、NLPと学びを深めました。ヒマラヤでの経験を安全な環境で疑似体験できる方法や、山の教えを一般的な言葉に置き換えること、それに加えて、大自然のルールがどのようにビジネスにも生きているのか、あちこちのワークショップに積極的に参加して教えを請いながら、模索してきたのです。

 自分らしいやり方ができてきたなと思えるようななったのは、ようやくこのごろのこと。オリジナルのプログラムを組み、セミナーにも参加者を得て、企業にも導入実績ができました。これでやっと人の役に立てるようになったなと、自分自身への許しが出せた気がします。いや~、長かった。(これからはもっと長い道のりですが。)

登ればわかる

 こうしてコーチングやNLPを学んでくる過程で、本格的に登山をやっていた方には会うことができませんでした。ところが、私の所属していた日本山岳協会や東京都山岳連盟には、登山家はイヤになるほどいます。そしてそこには、コーチングの専門トレーニングを習得された方がいないのです。山の好きな人は、「登んないとわかんないよ。だまされたと思って一緒に行こうよ」と言います。確かにそのとおり。体験に勝るものはありません。本当の山を知っている人は、言葉がいらなくなってしまうのですね。

 ボーイスカウトのリーダーとして、山岳指導員として、どうやって自然に親しんでもらおうかと考えましたが、「えー?虫がいるんでしょう?ダメダメ、嫌いだから」という子供達の反応の前には、しばしば悲しい思いをしました。高齢者と違って、年齢が若い人は、野原で遊ぶなどの、原点となる自然体験を持っていないために、反発する以前に、ぴんと来ないようです。大人達も仕事に忙しく、まず目先の成果を上げないことには、自然どころではないというのが実情です。

相手の問題解決にシフトする

 そうして思い至ったのは、相手の目の前の問題解決に役立たないと、口では「いいね」と言ってくれても、実際に来てはもらえないということでした。だからまず、「こんなに良いのになぜわかってくれないの」という自分本意の善意を手放し、相手の問題解決から始めることにしたのです。そしてコーチングとNLPで人の問題解決を手伝ううちに、より根本的で持続的な発展につながる解決方法を手に入れ、自然との調和に満ちた、生きる力の湧き出るような存在に、クライアントが自分から変わっていく姿を何度も目撃しました。そのことで、自然自然と声高に言わなくても、人の本質は自然に満ちていて、葛藤を統合し生きる力を回復できれば、人は大きな自然に目覚めてゆくものだと知ったのです。私の中で、コーチングによる具体的短期的な目標達成が、自然と調和した生き方という大きなテーマに、統合されたのでした。

本当の目的

 アドベンチャーとコーチング。この組み合わせを持っている方は、他にどのくらいいるのでしょうか。実のところ、誰が先かはあまり重要ではないと思っています。気兼ねが多く、自分で作って囲いに阻まれて不自由になっている現代人の日常に、明るい冒険精神を呼び起こすことこそが、本来の目的だからです。まず旗を揚げること。こういうジャンルが存在するのだと知ってもらうことが重要だと考えています。劇団で言えば、旗揚げ公演と言ったところでしょうか。今のところ、この劇団は一人ですが。

共に歩む仲間へ

 きっと他にも、同じようなことを思い、活動されている方がいると思います。「日本初?俺のほうが早いぜ!」と刺激された方がいらっしゃったら、連絡してみて下さい。いつの日か、日本でもアドベンチャーコーチがメジャーな存在になるよう、ともに歩んでいきたいと思います。「私もなりたい!」という方には、コーチとして関わらせて頂くのが正論かもしれません。コーチになるためにはクライアント体験も重ねる必要があるからです。まずは問い合わせてみて下さい。それから考えましょう。










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